FiiO M11 レビュー その2-1 (3か月目)
3.5mmアンバランスと2.5/4.4mmバランスの3つの出力端子を搭載し、話題となったDAP、FiiO M11。
現在は上位機種M11 Proも発売され、SSモデルなども話題となっていますが、
この記事では通常版M11の3ヶ月間の使用感について
◎いいところ/×悪いところ
どちらも包み隠さずレビューしようとおもいます。
ハードウェア性能
寸法/重量/剛性···◎
一般的なスマホと同じぐらいの幅、2倍ほどの厚さにして、重すぎず軽すぎず。
動作···○
SoCはSamsung Exynos 7872、RAMは3GBを搭載。
一般的なアプリを動かす分には十分な性能。
曲の読み込みに時間がかかったり、Neutron Music Playerでアルバムアートワークを表示するのに時間がかかったりすることはあるものの、おおむね期待通りに動作します。
(さすがにゲームを試してみる勇気はありませんでした。ミリシタを起動してる猛者がいたなぁ…)
アプリ···△
ホーム画面にある標準アプリは9つ
時計…Android7端末の多くに標準搭載されている時計アプリ
ギャラリー…Android7端末の多くに標準搭載されている画像ビューアー。機能が少ないため動画再生には不向き。
テクニカルサポート…ファームウェア更新やFAQとクイックスタートガイドを参照できるアプリ。ファームウェアの更新方法はオンラインとローカルから選択できます。
ダウンロード…ダウンロードしたファイルを表示ファイルマネージャー。Android端末の標準ファイルマネージャーのショートカットのようなものです。
Applications…FiiO Storeなるアプリストア。Amazon musicやSpotify、Tidalなど主要なストリーミング、音楽配信サイトがインストールできますが、古いバージョンのものです。詳しくは後述。
設定…ここから端末の設定をすることができます。
FiiO Music…標準の音楽再生アプリ。ファームウェア1.0.7より実装されたPure modeを利用するとこのアプリのみを表示します。Twitterやブログなどで酷評されているのを見ますが、そんなに悪いものではありません。設定や使用感などの詳細はこちらの記事にて。
ES ファイルエクスプローラー…サードパーティ製のファイルマネージャー。かつては最高のファイルマネージャーと謳われましたが、開発元とは別の中国企業に買収されてからはいい噂を聞きません。購入後すぐ設定→アプリから無効化しました。
Google Chrome…言わずと知れたGoogle製のブラウザ。
この他、お好みのアプリをapkファイルを使ってインストールすることができます。Neutron Music Playerの導入を説明したページがありますので、参考にしてください。
初期アプリは必要最低限という感じで、概ね好印象です。
一方、Google Playストアが利用できない、悪名高いESファイルエクスプローラーがプリインストールされている(実際、ほとんどのAndroid7の端末は同様なのですが。)など、気になる点もあります。
追記:この記事をかいている間に、M11(Pro)がアップデートによってGoogle Play storeに対応しました。
これで多くのアプリのインストールの垣根が下がりましたね。
次回は音質などオーディオ機器としての性能を中心にレビューしたいと思います。