FiiO M11レビュー その1 (ファーストインプレッション)

 

昨年購入したFiiO M11のレビュー記事です。当時のメモや下書きをもとに作成しています。

 

FiiO フィーオ M11 ブラック (Black) デジタルオーディオプレーヤー FIO-M11-B
 

 

ファーストインプレッション

実は購入した時点で、すでに上位機種M11 Proが発表されていたのですが、物欲に勝てず購入してしまいました。

(購入を予定していたのはM9だったはずなのですが。)

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まずはハードウェアとしての印象と公称スペックを比較対象と。

 

1 .重くはない

手に持って最初に思ったこととしては、以外と軽い。

211gというのは本来軽いという重量ではないはずなのですが、ガワから想像していた重さとの差が大きかったということなのでしょうか。ほどよい重量感でした。

・重量(一部実測)

FiiO M11→211g 

(SONY NW-ZX507→164g

/HiBy Music R6Pro→285g

/A&norma SR15→154g)

 

2.画質は悪くない

想像以上に画質はきれい。

画質お化けのiBasso DX160なんかと比べてると酷ですが、そんなに悪くない。Android機ですし、HDだから動画も見れないこともないのでしょうが、あまりその用途は想定していないので、必要十分かという印象でした。

・画面解像度(公称)

FiiO M11→1440×720 + 5.15inch

(iBasso DX160→1080p + 5.0inch

/SONY NW-ZX5071280×729 + 3.6inch

/A&norma SR15→400×800 + 3.3inch)

 

3.動作は軽快!

サクサク。iconia(acerの格安Androidタブ)よりは軽い。

Androidのホーム画面上もさることながら、酷評されていたFiiO Musicのアプリもストレスなくサクサク動きます。どうもスナドラは(大人の事情で?)積めなかったみたいですが、Samsung Exynos 7872もなかなか働いてるみたいです。RAMも3GB積んでいます。

・搭載SoC

FiiO M11→Samsung Exynos 7872

内臓RAM/ROM

FiiO M11→3GB/32GB

(SONY NW-ZX507→4GB/64GB

/iBasso DX160→2GB/32GB

/HiBy Music R6Pro→3GB/32GB)

 

では音質のファーストインプレッションを

 

試聴機→FiiO M11+TFZ No.3 Ti(3.5mmアンバランス)

・解像度は高い
・メリハリのある音
・ロック/EDMの迫力が◎

 

ケーブルを変更、+TFZ No.3 Ti(4.4mmバランス)

・情報量が多い
・ややノイズ?
ピアノ曲などの音が粒だって聞こえる

Fender NINE1やヘッドホンのMH-40(ただのファッションヘッドホンではありません。詳しくはまたの機会に。)などをならしてみましたが、ロック、ポップ、R&Bなどなかなかよくならしてくれます。

 

と、ここまで聴いて聞き疲れを感じ始めました。音量を極めて大きくしたというわけではないのですが。よく言えば元気な、言葉を選ばなければうるさく聞こえるような印象を受けました。

一点気になったノイズに関しては、

・バランス接続時S/N比

FiiO M11→≥118dB

(SONY NW-ZX507→記載なし

/iBasso DX160→130dB

/A&norma SR15→122dB

このように、どうやらノイズ対策には改善の余地が求められそうです。

 

総評☆☆☆☆★

(ファーストインプレッション)

ハードウェアとしての作りは想像以上に上出来で、標準アプリも十分に使えます。

音質は(聞き疲れするほど)迫力があり、解像度の高い分離感のある音でした。かなりパワーもあるので、インピーダンスが高めのイヤホン・ヘッドホンでも運用できると思います。

ただし、感度の高いイヤホンを使っていて、なおかつ微かなノイズにも神経質になってしまうという方はアッテネーターを噛ませたりしてもいいのかもしれません。少なくとも私には、それほど過敏になる必要もないという印象でした。

 

当時60000円をやや割ったぐらいの値段でお迎えしましたが、かなり満足しています。使用後3ヶ月目のレビューはまた別の記事で紹介します。